こんにちは！徳島県美馬市のコワーキングスペース［ ］＆Work（アンドワーク）です！

テレワークが浸透するにつれてコワーキングスペースの数も年々増えていますが、コワーキングの歴史についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。

そこで今回は、

• コワーキングスペースはいつからあるのか
• 世界各国のコワーキングスペースの数

の2点についてご紹介していきます。

意外と知らないコワーキングとテレワークの歴史について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

コワーキングスペースはいつからある？

初めに、コワーキングスペースはいつ、どのような経緯で生まれ広まったのかを、次の施設をご紹介しながら見ていきます。

1. コワーキングスペースのプレモデル　「C-Base」
2. 最初のコワーキングスペース　「Citizen Base」
3. 日本のコワーキングスペースのパイオニア　「カフーツ」＆「パックス・コワーキング」

コワーキングスペースのプレモデル「C-Base」

出典：cityseeker

コワーキングスペースの元祖は、1995年のドイツのベルリンで誕生した「C-Base（シー・ベース）」という施設だと言われています。

「C-Base」ではコンピューター愛好家が集まり、知識や意見を交換するサロンとして機能していました。

また、2002年には早くもWi-Fiの提供を開始しており、テレワークの促進にも取り組んでいました。

現在ではコワーキングスペースのプレモデルとして紹介されています。

世界初のコワーキングスペース「Citizen Space」

出典：www.facebook.com/citizenspace

2005年、アメリカ、サンフランシスコのシリコンバレーで、コワーキングスペースとして初めて「Citizen Space（シチズン・スペース）」がオープンしました。

自宅で孤独に仕事をしているがゆえに生産性を上げられない在宅ワーカーを対象に、快適な作業環境を整え、働く人同士の交流を促進するために創られたのが始まりとされています。

当初は、4人のコアメンバーと数人の会員がいる非常に小さなコミュニティでした。

しかし、コワーキングスペースは、ノマドワーカーたちの間で、「交流によって新たな発想や人脈、ビジネスチャンスが生まれる場」として瞬く間に話題となり、2006年以降、ニューヨークをはじめとしたアメリカ国内の大都市に広まっていきます。

また、2010年にはヨーロッパにも普及し始め、コワーキングスペースは起業の盛り上がりの火付け役となりました。

日本のコワーキングスペースのパイオニア　「カフーツ」＆「パックス・コワーキング」

出典：www.facebook.com/PAXCoworking

そして、コワーキングという概念が世界で広まりを見せる中、2010年の5月、神戸にて日本で最初のコワーキングスペース「カフーツ」がオープンしました。

「カフーツ」には、10～14席の共用ワークスペース、フリードリンクやビジネス書本棚など、現在のコワーキングのスタンダードともいえる設備が揃っている他、インターネットセミナーなどもオープン当初から開催しており、まさに日本のコワーキングスペースのパイオニアと言えます。

現在もJR神戸駅のすぐそばで営業しており、代表の伊藤富雄さんはコワーキングを社会に定着させるべく活動を続けています。

また、「カフーツ」に次いで東京都世田谷区にオープンしたのが、「パックス・コワーキング」です。

現在は世田谷から鋸南、高浜、五反田の3か所にオフィスを移し、「パーティをするように仕事をする」というコンセプトのもと、活発なコミュニケーションを通じて各地で新しいビジネスを生み出しています。

世界各国のコワーキングスペースの数

ここまで、コワーキングスペースの歴史についてご紹介してきましたが、実際のところ世界にはどのくらいの数のコワーキングスペースがあるのでしょうか。

コワーキングスペースの最新動向について掲載しているメディア「CoworkingResources（コワーキングリソーシズ）」では、世界のコワーキングスペースの数は、2020年の時点で約2万件と報告されています。

そして、2024年には2倍となる4万件を突破する見通しです。

同様に、世界のコワーキングスペース利用者数についても、2020年については200万人弱でしたが、2024年にはおおむね500万人にまで増加すると予想されています。

また、株式会社ツクモネットワークが提供する「コワーキング.com」によると、2020年1月21日の時点で日本のコワーキングスペース数は1,497件にのぼり、47都道府県すべてに配置されています。

このように、世界規模でのテレワークの普及に伴い、コワーキングスペースが急速に拡がっており、今後もよりその需要は高まっていくと考えられます。

コワーキングを活用して、快適なテレワークを

今回は、コワーキングスペースの歴史と、コワーキングスペースの数についてご紹介しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、今後ますますテレワークの普及率は上がり、コワーキングスペースの数も増えていくと考えられます。

まだコワーキングスペースを利用されたことのない方は、ぜひ一度利用されてみてはいかがでしょうか。