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2023年11月18日
その他

【テレワークはいつからある?】テレワークの歴史について調べてみた

こんにちは!徳島県のコワーキングスペース[ ]&Work(アンドワーク)です!

みなさんはテレワークという働き方がいつからあるか、ご存じでしょうか。

最近は新型コロナウイルス感染症の流行により注目を集め、よく耳にするようになったテレワークという言葉ですが、実は長い歴史があります。

そこで今回はテレワークの歴史と現状について解説していきます。

気になる方はぜひ最後までご覧ください。

【コワーキングと関係も】テレワークの歴史について

初めに、テレワークの歴史について解説します。

以前の記事で、テレワークの定義についてご紹介しました。

そこでは、テレワークは「日本テレワーク協会によって定められた造語である」ということを確認しました。

まだご覧になっていない方はぜひ併せてお読みください。(#30リンク)

しかし、海外では少しニュアンスが異なり、アメリカでは「オフィスで働くことをメインとしながらも、オフィス以外の場所からも働くこと」という意味を指す言葉として使われています。

そのため、今回はテレワーク本拠地のオフィスから離れた場所で仕事をするという広い意味で、自由な働き方の先駆け的な存在であるアメリカと、そして日本に過去にどういった取り組みが行われてきたのかをご紹介していきます。

アメリカのテレワークの歴史

アメリカのテレワークの起源は、1970年代まで遡ります。

1973年と1979年に石油危機が起こり、世界経済に大打撃を与えた時代です。

アメリカでは自動車交通量の増加に伴う大気汚染が問題となっており、その対策の一環として初めてテレワークが導入されました。

もっとも、当時は十分なネット環境が一般家庭に整備されていなかったため、広く普及するには至りませんでした。

しかしその後、1989年のサンフランシスコ大地震、1994年のノースリッジ地震の2つの大規模地震によって、アメリカ、特にサンフランシスコは大きな打撃をうけます。

これをきっかけに、テレワークはリスク分散に有効な働き方だと再び注目を集め、ネットの普及とともに導入が急速に進んでいきます。

また、2001年に起こった9.11同時多発テロの際、テレワークを導入していた企業がいち早く事業を再開できたという事例もあり、事業の継続性の確保のためにテレワークの導入を図る企業は増加していきました。

以前の記事でご紹介した最初のコワーキングスペース「Citizen Space(シチズン・スペース)」も2005年にオープンしているため、テレワークのニーズを受ける形でコワーキングスペースも増加していったことが分かりますね。

コワーキングスペースの歴史についてはこちらをご覧ください。(#30リンク)

日本のテレワークの歴史

次に、日本のテレワークの歴史について見ていきます。

日本で初めてテレワークが導入されたのは1984年、日本電気株式会社(NEC)が東京都武蔵野市の吉祥寺にサテライトオフィスを設置したのが始まりと言われています。

他にも導入を進めた企業がいくつかありますが、その背景としては、バブル経済による都心の地価の高騰があります。

都心から離れた郊外であればオフィス設置の費用を安価に済ませられるほか、従業員に働きながら育児や介護ができる環境を設けることで、地方の優秀な人材を確保するといった狙いもありました。

バブル経済崩壊とともに、こうした日本におけるテレワークブームは一旦終わりを迎えることになります。

その後、1990年代後半には、政府主導でサテライトオフィスを試験的に設置したり、特別融資を実施したりと、テレワークに関する改革が進められ一時的な回復を見せましたが、リーマンショックによって低迷します。

そして、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより新しい働き方を模索しなければならなくなった現在、日本だけでなく世界中で再びテレワークが注目を集め、急速に導入が進んでいます。

テレワークの現状

様々な時代背景の中で起伏を繰り返してきたテレワークですが、日本では現状どの程度まで普及しているのでしょうか。

日本労働組合総連合会の調査によると、2020年の4月以降にテレワークを行った人の72.7%が、「勤務日の5割以上がテレワーク」であると回答しています。

また、テレワークの継続希望についても、「希望する」が81.8%を占めています。

出典:テレワークに関する調査2020|日本労働組合総連合会

こうした調査結果から、日本においてもテレワークにメリットを感じている人は多いということが分かります。

以前と違い、インターネットが一般化したことやZoomやSkypeなどのオンラインツールが広く普及していることによって、世間にテレワークがより身近に感じられる環境が整ってきたのかもしれませんね。

コワーキングスペースを活用してテレワークを実践しよう

今回はテレワークの歴史について、アメリカと日本の事例と現状について解説しました。

今後テレワークがどのような変遷をたどっていくのか、目が離せませんね。

また、テレワークが出来る環境をお探しの方は、コワーキングスペースの利用がオススメです。

徳島県のコワーキングスペース[ ]&Workでは、電源、高速Wi-Fi、Webカメラやマイクなどの貸し出し備品も多数取り揃えており、パソコンが1台あれば快適に作業ができる環境が整っています。

「在宅勤務が許可されたけど、自宅ではあまり集中できない」という方は、ぜひ一度、コワーキングスペース[ ]&Workをご利用ください。